・尿沈渣検査
当院では、専門医である院長が一つ一つの検体を自身の肉眼で逐一丁寧に観察しております。肉眼で見ているため、正確な検査結果はもちろんですが皆さんにわかりやすい説明が可能です。
・膀胱内視鏡検査
膀胱鏡という特別なカメラを尿道から挿入して膀胱内部や尿道を医師の目で観察する検査です。一般的には血尿などの症状が出ていた場合に実施し、がんが原因かそうではないのかを判断するために有効です。しかし、基本的に膀胱がんなどはご高齢の方に多い為、余程のことが無ければ若い方には実施提案は致しません。また、当院では軟性の膀胱鏡も使っており、専門医として経験を積んだ医師が行うため、痛みを最小限におさえられるようにしております。
・尿流測定検査(ウロフロメトリー)
センサーが付いているトイレにおしっこをいつも通りしていただくだけで、下記のような情報を得られる検査です。身体への負担も何もありません。
①排尿量
②排尿時間
③最大尿流率(おしっこの勢いが一番良いとき数値)
④平均尿流率(おしっこの勢いの平均を取った数値)
このような結果から尿の状態を把握し、この結果になる可能性のある病気を絞り込んでいきます。正常な排尿状態であれば、綺麗な放物線を描いたグラフになりますが、例えば前立腺肥大症などで尿管が圧迫されていたりすると、グラフが途切れたりします。異常が一目瞭然のため現代でも重要な検査です。
・残尿エコー、腹部エコー検査
排尿した後どうしても普通は尿が膀胱に残ります。その残り方が異常の場合病気が隠れている可能性があるため、それを発見するために排尿後に行う検査です。尿閉と呼ばれる、尿ができない状態の場合は膀胱内の容量を測るために用いられたりします。
・血液検査
採血することで、色々な項目を検査します。前立腺癌か確認するためのスクリーニング検査であるPSA検査や、梅毒の検査のためにも採血を行います。検査する項目はそれぞれ医師から説明があります。
・レントゲン検査
胸部レントゲンと腹部レントゲンが施行可能です。胸部レントゲンでは、肺がん、肺炎、肺結核、気胸、胸水、心不全などが発見できます。尿路結石が疑われる場合は腹部レントゲンを使用します。尿路結石の中には、尿管結石、膀胱結石、腎結石などが含まれます。